今回初めてAirbnb(エアビーアンドビー )を利用しアメリカの部屋を約3ヶ月間予約してみました。
始めは現地の日系不動産屋さん(エイブル)に物件探しをお願いしていましたが、結局Airbnbでの予約に至った経緯を書いてみました。
Airbnb(エアビーアンドビー)は、宿泊施設・民宿を貸し出す人向けのウェブサイトである[1]。世界192カ国の33,000の都市で80万以上の宿を提供している[2][3]。2008年8月に設立された、 サンフランシスコに本社を置く[4]、非公開会社Airbnb, Inc.により所有、運営されている。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
滞在先はアメリカのボストン周辺
3月から夫の3ヶ月間留学の為、家族で渡米する事を決めた私たち。
留学先はアメリカのボストンにある、MIT(マサチューセッツ工科大学)です。
私自身はアメリカ本土に行った事もないし、MITの事も、
「聞いた事あるような気がする・・・」
としか思いませんでした(笑)
しかし調べれば調べるほど、有名な大学なんですね!
そんところに留学出来る夫、めっちゃラッキー!
いやいや、どうやら会社で相当努力しているから、ご褒美として行かせてもらえる様です。
私は英語があまり得意ではありませんが、3ヶ月間は夫がしっかり勉強出来る様あまり頼らず、子供たちの生活も充実する様見守り、そして私自身も異文化を楽しみたいと思っています。
貴重な機会をありがとう!
現地の日系不動産で短期物件選び
先日3月に先駆けて夫が2週間、大学に打ち合わせに行ってきました。
その時に去年から連絡を取っていた日系不動産に、家具付き短期物件を内見させてもらいました。
我が家の物件の条件としては、
- 3ヶ月のみの短期物件
- キッチン、家具付き
- 大学へ通学が便利なところ(徒歩通学希望)
- 治安がいいところ
- なるべく綺麗な部屋(欲を言えば築浅)
- 家賃は抑えたい
でした。
今回会社からは夫1人分の費用しか出ない為、家族分の航空券代などは出ません。
家賃も家族用の物件だとほぼ倍の値段になるので、どうしても赤字になります。
赤字だとしても、いい経験が出来ると思い家族で渡米する事を決意しました。
事前にネットで調べてみたところ、ボストン近郊の家賃相場は
1人用(1ベッドルーム)だと1ヶ月2,000ドルから
家族用(2ベッドルーム)だと1ヶ月3,500ドルから
東京よりも物価が高いのです!
タワーマンションとか高級マンションではなく、普通の(築何十年の)アパートでこの価格。
日本ってもしかして物価が安いのかな?と混乱するほど高い(笑)
我が家は今回3ヶ月だけの滞在なので何とかなりそうですが、これが年単位だと相当キツいですね。
その場合は、もっと郊外の地価が安いところを探す必要があります。
3ヶ月だけ、しかも家具付きとなると割高で件数が少ない様で、今回は3件のみの紹介でした。
- Red Line/Davis駅から徒歩10分
1ベッドルーム3,000ドル
2ベッドルーム3,800ドル - Red Line/Poter駅から徒歩5分
1ベッドルーム3,600ドル - Red Line/Harvard Square駅から徒歩10分
2ベッドルーム4,000ドル
(全て光熱費込物件)
1ドル100円と仮定しても、月40万前後です。
1ベッドルームの部屋は、ベッドをもう一台置かなくては家族で生活できません。
3軒とも古い趣のあるアパートで、洗濯機はアパートの地下にコイン式のものがあるか、近所のコインランドリーを利用するとの事でした。
ボストンは古い建物が多く、洗濯機を各家庭に置くと振動で建物が歪んだり、建物の電気の使用量が超えてしまう為、洗濯機がないのは珍しいことではないようです。
下の子供がまだ1歳なので、洗濯のために地下のランドリールームか外のコインランドリーに連れ出して通うのはキツいだろうなぁ・・・
そして古いのでどうしてもお風呂場などの水回りの清潔感が・・・
普段家事するのは私だから、色々欠点が見えてきて辛い・・・
大学へも少し遠いし・・・
とテンションが下がってしまいました。
不動産やさんによると、築浅物件は月6,000ドル(月60万超え!)なら紹介出来ると言われてしまいました。
私の条件があまりにも贅沢だったようです。
Airbnbで物件をチェック
日系の不動産屋さんに仲介してもらい物件を契約すると、日本語できめ細やかに対応してもらえます。
今回の担当者もとても仕事が早くいい方でした。
しかし家具付き短期物件だという事で物件数が少なく、納得出来る物件がありませんでした。
渡航も1ヶ月に迫っている状態だったので妥協してどこかに決めるしかありません。
ふと、年末に登録していたAirbnbでダメ元で物件を検索してみました。
すると、MIT付近の物件が数件出てきたんです!ほんと徒歩5分ぐらいの距離で。
しかも築浅!洗濯機、乾燥機付きで!!!
ここなら生活が想像できる!!!!!
飛びつかずにはいられませんでした。
写真も、ホテルの様な清潔感のあるお部屋でした。
金額も、一番安い築浅アパートはトータル150万円(光熱費込)と、不動産屋さんに紹介された物件よりも数十万円高いだけ。
だんだん金銭感覚がおかしな事に(笑)
夫にせっかく不動産屋さんに紹介された物件を内見してもらったので、Airbnbの物件が気になる!とかなり言い出しにくかったけど、このまま紹介された物件を契約すると後で後悔しそうだと思い、説得しました。
そして、Airbnbの物件のホストにも、今ボストンに夫がいるから内見が出来るか聞いてみました。
しかしホストは住人のセキュリティーのため内見を受け付けていないとの事。
3ヶ月の物件代150万円を内見せず写真だけで判断するなんて冷静に考えたら恐ろしいけど、MIT付近で築浅で室内に洗濯機付き・・・!
数時間悩みましたが金額以外の条件が良すぎて、ポチッと予約してしまいました(笑)
不動産屋さんとAirbnbの違い
不動産屋さんもAirbnbも、貸手と借手を繋ぐ仲介業者という点では同じです。
しかし扱う物件は違いました。
不動産屋さんに物件を紹介してもらう場合は、まずメールや電話、来店などで連絡を取り、紹介出来る物件を探してもらいます。
条件を伝えるだけで自分で探さなくていいので楽ですが、紹介出来る物件がわかるまで、少し確認時間がかかります。
また、物件についてやり取りの途中で、他の借手が先に契約をしてしまうリスクがあります。
一方Airbnbは、インターネット上で空いている物件を自分で探すことが出来ます。
日本語対応のホームページですし、Google マップ上で物件を検索表示出来るので場所のイメージもしやすいです。
民泊中心なのですぐに生活できるような家具付き物件中心でした。
Airbnbサポートも、日本語対応です。
気に入った物件があれば、すぐに予約をするわけではなく、貸手(Airbnb上ではホストと呼びます)に連絡をし、OKが出れば予約をします。
予約前でもトータル金額が明確にわかりました。
ホストとダイレクトに連絡を取り合えるのが、不動産屋さんとの一番の違いです。
私は今回3ヶ月という短期のキッチン、家具付き物件を探していたため、Airbnbの方が物件数も多く、物件の写真もホテルの様な清潔感のある物件が多かったので、魅力的に感じました。
事前に連絡を取っていた不動産屋さんは、物件の事だけでなくボストン周辺情報を聞けたりして安心感がありました。
どちらで契約するかは、結局は魅力的な物件があるかどうかだと思います。
Airbnbへの支払い内容の内訳
Airbnbって結局物件代以外に何がかかるの?
参考までに、Airbnbへの支払い内容の内訳を添付してみます。
我が家の場合はクレジットカード払いです。
最初に三分の一を支払い、あと二回支払いが残っている状態です。
宿泊は79泊分、このホストは月割引が25%もあるのでかなり助かりました。
サービス料?かなり高いけど何に対して取られているの?と疑問に思いましたが、Airbnbのホームページに以下の説明がありました。
Airbnbプラットフォームの運営費用(24時間365日対応のカスタマーサポートなどのサービス費用、クレジットカード決済手数料など)をまかなうため、Airbnbでは予約確定時にサービス料をいただいています。
Airbnbホームページより引用
不動産会社の仲介手数料みたいなものですね。
サービス料は一定ではなく、6〜12パーセントの変動性のようです。
今回我が家は10パーセントの手数料が取られていますね。
日系不動産屋さんでは、3ヶ月未満では25パーセントの紹介手数料がかかると言われました。合わせて、洗濯機がない物件だとコインランドリー代がかかります。
また、遠方物件の場合、通学の電車代や時間も馬鹿にならないし、今回Airbnbの物件の方が一見高いけど、生活費を合わせたトータルコストはあまり変わらないかもしれません。
今回Airbnbで予約した事を正当化したい気持ちでいっぱいです(笑)
どうか物件がAirbnbの写真通り清潔で快適な空間であります様に・・・!